ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2004.12.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
金鉱探しを狙う追いはぎ
ゴールドラッシュで話題の北アグサン州カマティス・パロ地域に近い道路で二十九日、武装グループ十五人が往来のバイクを検問していたが、いきなり金鉱掘りのラネリート・デルガドさん(40)を射殺、遺体を切り刻んだ。
武装集団は近くのマノボ部族らしく、殺されたデルガドさんは警察の情報員との関係を疑われたらしい。
周辺には金鉱探しのヤマ師が押し掛けており、それを目当てにハイウェーで追いはぎが出没している。その正体は比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)とも、悪徳警官とも、軍要員ともいわれるがはっきりしない。
金鉱探しの人々は「なんとかしてくれ」と警察に訴えるが、山から降りてくる盗賊にはお手上げの状態だ。
(1日ブリティン)