ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 303字|2004.11.29|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
バージン油で町起こし
ダイエット食用油として人気急上昇のバージン・ココナツ油が北ダバオ州アスンション町を潤している。
同州唯一の生産会社アスコーブは町民八人が計五十万ペソを出資して設立されるとすぐ、マニラの業者と三年間、月間二千リットルの納入契約が決まった。
バージン油二千リットルを採るにはココナツ一万二千︱一万五千個が必要だから、農民には従来のコプラ製造用以外の販路となった。中間マージンなしの直接買い上げで割がいい。
アスンシオン町のバージン油は水分が〇・一%と少なく、比国内六十四生産地でも最高の質だという。
同社首脳は「ココナツ産業の発展は町の発展です」と町民に協力を呼び掛けている。(22日・ブリティン)