ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 307字|2004.11.22|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
先生の間に中国就労熱
フィリピン人の英語能力低下が叫ばれるのと裏腹に、ダバオ地域から毎月少なくとも三人の公立高校教師が海外就労で姿を消している。
教育省と海外就労者福祉協会(OWWA)の地域担当者の説明を総合すると、最近、教育経験豊かな先生たちの賞罰証明書の発行申請と六カ月間の休暇申請が増えていたが、その多くは中国での就労のためだった。
多くは海外の親族訪問を理由にしているが、戻って来ないで休暇期間を一年に延長申請してくるという。
中国では最近、英語教師の需要が高く、先生たちがチャンスとばかり飛びついているらしい。中には観光ビザで出国してしまうケースもあり、違法就労で強制送還される危険もあるという。(18日・ブリティン)