ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2004.10.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
違法賭博支持、町長の理屈
ミンダナオ島で最も盛んなのギャンブルは、数字合わせ賭博「最後の二ケタ」だが、東ダバオ州ルポン町のアフラン・キノーネス町長が「確かに私はその胴元だった。町長に就任してからは手を引いたよ」とあっさり認めた。町議会の反対派は「今も町一番の胴元だ」とカンカン。
この賭博は、比慈善くじ協会が毎日、売り出す数字当てくじの当選番号の一部を当てるという、公認ギャンブルに寄りかかった仕掛け。
キノーネス町長は「多数の町民がこのギャンブルで暮らしを立てている」と一向に反省しない。「大体、当たり数字は政府公認くじの数字が元だ。どこが違法というのだ」と開き直る。町長の論理は成立するのかどうか?反対派が頭をひねっている。(23日・インクワイアラー)