ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2004.9.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
米軍高官が秘密訪問
米太平洋軍司令部のゲーリー・ノース陸軍少将が二十二日、専用機でひそかにミンダナオ地方南部ゼネラルサントス市を訪れた。軍情報筋によると、米軍高官の突然の訪問はイスラム過激派、アブサヤフ幹部イスニロン・ハピロン容疑者の身柄追及と関連している。同派指導者カダフィ・ジャンジャラニ容疑者が昨年七月、五十人の部下とともに中部スルタンクダラット州パリンバンに移動した。以後、ハピロン容疑者らは同州で地元住民を略奪するなど活発な動きを示した。
同筋によると、ノース少将の関心はアブサヤフと手を結ぶイスラム系テロ組織、ジェマ・イスラミヤ(JI)にある。JIの構成員数人が中部ミンダナオに潜伏しているとみられている。 (23日・インクワイアラー)