ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2004.9.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
正直ルーム係りに謝礼
ダバオ市内の高級ホテルで臨時雇いのルーム・サービス係り(ランドリー担当)として働いていたチェゼル・バタヤンさん(22)は八月二十二日、宿泊客の米国人男性が出した洗濯物のズボンのポケットに現金が入っているのを発見した。正直者の彼女はシャワーを浴びていた男性に現金を忘れていることを知らせた。ズボンのポケットには十万ペソのキャッシュが入っていた。
男性客はダバオ市で開かれる年に一度の祭りに訪れていた。米シアトルに本拠を置く保険会社の経営者で、比系米人。ドゥテルテ市長とも親しいという。
チェゼルさんの正直行為に対するお礼に男性は百ドル(約五千六百ペソ)を贈った。ニューヨークの正直比人運転手と並ぶ話題となっている。(22日・ブリティン)