ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2004.7.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
誘拐対策訓練実施を
ミンダナオ島中部北コタバト州カルメン町で比米合同軍事演習が予定されているが、同州の宗教家グループは同地の陸軍に対し、誘拐対策訓練も実施するよう求めている。ミンダナオ地方中部では悪名高い誘拐団ペンタゴンが二〇〇一年以来、身代金目的の誘拐事件を続発させている。
イスラム教のサモアン師は二十六日から三週間の予定で始まる合同演習で対誘拐訓練は絶対必要だと力説した。ペンタゴンはイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)から離脱した一部グループが組織したとされる。
アンパトゥアン・マギンダナオ州知事は「現地部隊の軍事技術が向上すれば、ペンタゴンの活動抑圧に役立ち、ビジネス環境も良くなるだろう」と期待を表明した。(15日・スター)