ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 298字|2004.5.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
タツノオトシゴ規制へ
海洋資源保存財団タツノオトシゴ保護計画は、政府は海洋資源を保存しかつ漁民の生計手段を奪わぬような法律の制定をすべきだと主張している。
同計画によると、ボホール地方の漁民は中国や香港へタツノオトシゴを捕獲して輸出しており、タツノオトシゴは近く開かれるワシントン条約(CITES=絶滅のおそれのある野生動物の種の国際取引に関する条約)リストに正式指定される予定。リストに挙げられると署名国は取引制限される。同品種に対する取引規制は各国の事情から実施が猶予されているのが現状という。
同計画の政策担当官は、政府は輸出規制実施に向けて国内態勢の準備をほとんどしていないという。(17日・ブリティン)