廃品リサイクルで学校へ
[ 325字|2004.5.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ビサヤ地方西部イロイロ州カリノッグ町に住む主婦、マリー・アン・セラフィカさんは公共道路事業省の作業場で廃品を回収しリサイクル作業で収入を得て三人の子供を学校へ通わせた。三年前、家計を助けるため、セラフィカさんは環境天然資源省地元事務所でごみから再生可能な廃品を回収、リサイクルする訓練を受けた。この技術が彼女の生活を変えた。「ごみ拾いのマリー」と呼ばれながら、マーケットのごみ集積場からわら類、テトラパックその他再生可能な物品を拾い集める。
わらからは大型マットを作り、一枚四百ペソ、テトラパック製のバッグは百ペソで売っている。この稼ぎで長女は大学を無事卒業した。「大変つらい忍耐の要る仕事だけど利益は得られる」と話している。(3日・ブリティン)