ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2004.4.5|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ARMMの人口増に歯止めを
米国際開発局(USAID)の専門官ウエス・ダラワン博士はこのほど、ミンダナオ地方イスラム教徒自治区(ARMM)バシラン州イサベラ市で開かれた家族計画フォーラムで、同地区内での厳密な家族計画の実施を求めた。同博士によると、ARMMのスルー、マギンダナオ、バシラン、タゥイタゥイ、南ラナオ各州などで急速な人口増が見られ、早急な対策が求められているという。国家統計局の調査では二〇〇二年、ARMMの人口は国家の増加率(二・三六%)を大きく上回る三・八六%という。
平均一家族が六・一三人で産児制限の実施率は八%程度にとどまっているという。同博士はまた、同地区が国内でも最も貧困地帯であることが問題を深刻にしていると指摘した。( 30日・ブリティン)