ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2004.1.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
未亡人が市議に立候補
昨年九月、何者かに射殺されたダバオの人気ラジオコメンテーター、フアン・パラさんの未亡人、ルイズ・パラさん(38)がこのほど、ダバオ二区から市議に立候補を届け出た。いまだに犯人が捕まらぬことへの市民の怒りをバックに必勝の構え。
パラさんは「夫は自分が殺されれば恩恵を受けるのはドゥテルテ・ダバオ市長だ」とかねがね言っていたという。
パラ氏は元市議で一時はドゥテルテ市長と協力関係にあったが、のち反対派に。ダバオ市内で犯罪容疑者を次々と射殺する処刑団が横行しているのを放置する市政をラジオで批判していた。このため二度にわたって襲われ、三度目に射殺された。ルイズさんの公約には処刑事件の真相追及が含まれている。(12日・ブリティン)