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12月15日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 313字|2003.12.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

有望な比の海草産業

 漁業・水産資源局によると、フィリピンの海草産業は世界的需要増の流れの中で極めて将来性の高い業種という。中国、韓国、日本に次ぐ世界第四位の輸出国で、とりわけ米国、カナダ、南米、英国、フランス、デンマーク、日本で需要が増加しているという。

 比が輸出しているのは増粘剤、安定剤などとして広く歯みがき、ジェルなどに使用されるカラギーナンの原料になる海草で、ビサヤ地方では「グソ」の名前で知られている。育成はミンダナオ南部のタウイタウイ、ホロ、サンボアンガ各州でスタート、八〇年代にボホール、セブ、サマール、レイテなどにも広がった。世界での生産高は七億ドル相当と推定され、半分が欧州市場でまかなわれているという。(9日・ブリティン)

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