ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 300字|2003.12.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
先住民長老会議開かれる
第一回ミンダナオ先住民族長老サミットが一日、ダバオ市で開かれた。南ラナオ州、ダバオ市などのバゴボ族最高評議会が主催、ミンダナオの永続的和平、部族による自己決定権、部族固有の権利行使や自治権を求める共同声明を発表した。
サミットにはイスラム教徒自治区(ARMM)を含むミンダナオ全域の三十五部族、およそ三百五十人が出席。部族の生死をも左右する長老の影響力は大きく、尊敬の対象だという。
主な参加部族はバゴボのほか、バンワオン、ビヌキド、カマヨ、マノボ族など。なかでもダトゥ、バイ、トムアイ族はミンダナオ和平を長年追求してきた。
同地方には約七百十万人の先住民族が暮らしている。(5日・トゥデー)