ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 301字|2003.12.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
教師からも革命税
共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)が企業から強制的に取り立てている「革命税」の「課税」対象が、ネグロス島では薄給の教師にまで広がっていることがわかった。国軍が十一月二十八日明らかにしたもので、「NPAが財政的に困窮している証拠」と分析している。
NPAは毎月、あるいは四半期ごとに教師から金品を脅し取っているが、危害が及ぶのを恐れて警察に被害届を提出するケースはないという。西ネグロス州ではNPAによる連続強盗事件が発生したが、被害者は革命税支払いを拒んだビジネスマンだった。
また、同島北部ではNPAの要求額を無視したためにトラクター二台が焼かれる事件も起きている。(11月29日・トゥデー)