ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2003.11.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
電力値上げ正当化に注意
ガルシア・セブ州知事は二十一日、最近続発した停電について「電力値上げを正当化する口実に利用されるおそれがある」として原因の徹底究明を訴えた。停電はセブ市内の一部地域で十九日から断続的に発生した。
停電の原因は民間発電事業者のディーゼル発電機故障が原因とされているが、同知事は、「(故障を防ぐためには)さらなる設備投資が必要との意識を消費者に植え付け、事業者側が将来的な電力値上げに説得力を持たせようとしている」と示唆した。
これに対し、事業者側のスポークスマンは全面否定している。
フィリピンでは地方の完全電化が未達成で、ビサヤ地方の電化率は八九%。民間事業者が電力普及に協力している。(30日・ブリティン)