ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2003.11.17|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ラマダンで食品値上げ
イスラム教の断食月、ラマダン入りでイスラム教徒自治区(ARMM)を中心に食品が値上がりしている。例年よりパンや果物、肉、魚などの生鮮食品の入荷量が増えているにもかかわらず、四割程度値上がりしているものもあるという。顕著なのが果物。日中に断食したイスラム教徒は日没後、盛大に食卓を囲むが、とくに果物は大量に消費される。
貿易産業省によると、食品価格の高騰は先を争って違法な露天商らが値上げするのに他の業者が便乗しているためという。「警察の取り締まり体制が不十分で、違法な業者を根絶できない」と、お手上げ状態。果樹園の経営者らは、取引先の業者に対し、適正な価格で販売するよう求めている。 (16日・インクワイアラー)