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　アロヨ大統領はこのほど、「麻薬犯罪にかかわる者は警官や軍人であっても容赦はしない」と述べ、本来取り締まる側にいるはずの警官らが麻薬シンジケートに取り込まれている現状を踏まえ、例外なく厳しく処分する意向を示した。

　ダバオ市トゥボック地区で改築された薬物矯正施設の引渡し式に出席した際の発言。大統領は過去三カ月間に同市が麻薬犯罪取締りを強化した結果、密売人逮捕や地下製造所の摘発など著しい成果を挙げたと評価している。

　薬物矯正施設は一九八五年に完成。このほど千二百万ペソかけ改築され、現在、未成年男子六十四人、同女子四十四人を収容している。

　施設の最大収容人員は三百人。 （７日・ブリティン）