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11月3日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 303字|2003.11.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

隔離病棟は必要か?

 今年はじめアジアで流行したSARS(新型肺炎)対策として、厚生省はセブ市のビセンテ・ソット記念医療センターにSARS患者用の隔離病棟を十四億五千万ペソ掛けて建設しようとしている。しかし、一部医療関係者からはもはや建設の必要はないのではないかと疑問の声が上がっている。

 フィリピン肺疾患センターには四十八億ペソ掛けてSARSの隔離病棟が造られたが、患者は一人も収容されなかった経緯があり、政府予算の無駄遣いではないかとの指摘も。

 しかし、同医療センターのロスサントス院長は「建設予定の病棟は感染症患者用でSARS患者だけに限定されない」と強気。新病棟は来年二月には完成予定という。(29日・ブリティン)

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