ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 313字|2003.11.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
外来チキン人気
ミンダナオ南部コンポステラバレー州で外来種の養鶏が注目されている。イスラエル産の「カビール」という種で、ビサヤ地鶏に引けを取らない良好な肉質と成長の早さが人気の秘密。州政府が無料で種鶏を提供、普及に努めている。
州の農務官によると、昨年来カビール一万羽を農家に供給。このほか州の養鶏場で生後二カ月までのヒナドリ八千羽を飼育中で、一カ月に千七百羽のヒナが誕生し同六千個の卵が採取できるという。
病気への耐性が強く、短期間に体重三︱四キロにも成長するのが特徴。低コレステロールで環境への適応能力も高いなど利点は多い。
カバレロ州知事は「カビール種の導入で農家は収入増が期待できる」と話している。(10月28日・ブリティン)