ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2003.10.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ティラピア増産で解決か
漁業水産資源局(BFAR)ダバオ地方事務所のカンピオン所長はこのほど、「人口増加に漁獲高が追いついていない」と述べ、庶民に親しまれているティラピアの養殖場を増設する考えを明らかにした。
同所長によると、同地方での水産物総消費量は一日当たり三十︱四十トン。今後年内に消費されるティラピアは、六百トンにおよぶ見込み。しかし、現状の施設で出荷できるティラピアは来年五月分まで含めてせいぜい一千トンに過ぎず、需要を下回るという。
人口増による同地方の食糧需要は右肩上がり。昨年上半期比で今年同期の農産物生産は六・一%増、水産物は同一二%増の五千七百七十八トンと順調に拡大しているがひっ迫している。(26日・ブリティン)