ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2003.7.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
水際で口蹄疫ストップ
農務省北部ミンダナオ事務所のチャン事務所長はこのほど、管轄区域の口蹄疫(こうていえき)対策は万全だと強調した。
家畜の搬入口となる全空港・港湾に家畜を消毒する「足洗い場」を設置。ブキドノン州には五カ所の検疫所すべてに足洗い場を設けるなど、家畜生産高の高い州には重点配備したという。設備の維持は各自治体に委ねられている。
ミンダナオ地方は二〇〇一年五月に世界保健機関(WHO)が「口蹄疫感染ゼロ」を宣言。しかし、同所長は「今後は特に獣医の意識を高める必要がある」と述べた。
同所長は畜肉の国内自給が未達成にもかかわらず、人口が爆発的に増加しているため人工授精を試みるなど家畜増産の努力を続けているという。(20日・サンスター)