ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 306字|2003.7.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
処刑団ではありません
政府の麻薬撲滅キャンペーンに協力しようと、ダバオ市でオートバイチームが編成された。チーム名は「麻薬撲滅作戦特別隊」で警官と有志の市民で構成、十八日に発足した。
責任者のラペーニャ警視は「(麻薬取引などの犯罪で治安を乱す市民を処刑する)処刑団と混同されるのは迷惑。同隊は危機的状況にある薬物汚染を解決しようと編成された準政府組織だ」と述べた。
同市内では小口取引の麻薬売人を処刑し、オートバイに乗って逃走する処刑団の存在が問題になっている。アロヨ大統領が麻薬組織の撲滅を命じた六月中旬以来、数十人の犠牲者が出ており、処刑を恐れる売人が二百人以上も警察当局に自首する事態となっている。(19日・ゴールドスター)