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7月7日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 309字|2003.7.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

「カラビーフ」増産を

 カラバオ(水牛)と肉牛の混血種、「カラビーフ」は万能︱︱科学技術省中部ビサヤ事務所は、安価で肉質の良いカラビーフの肥育を推奨している。精肉市場で売られているカラバオ肉は、乳牛などの役目を終えた高齢のカラバオを処分したもので品質は高くない。これに対し、消費者テストの結果、カラビーフは味、風味、肉質などあらゆる点ですぐれていることが判明したという。

 同事務所は、短期間で太らせるために狭い畜舎の囲いに閉じこめるよう指導。手間や設備が最小限で済み、三︱六カ月で出荷できるため飼料代も節約できるとしている。

 フィリピン大学の研究では、カラバオと他の家畜の混血種の生育速度や肉質は牛肉をしのぐという。(2日・ブリティン)

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