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6月23日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 319字|2003.6.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

セブは麻薬王国

 セブ州住民の4割は麻薬漬け︱︱クエンコ下院議員(同市選出)はこのほど、セブ州の麻薬汚染実態について独自調査を発表した。調査によると、同州の人口二百三十万人のうち百万人近くが覚せい剤などの麻薬を常用、あるいは不定期に使用しており、半数は常用者だという。

 また、セブ市内には八十のバランガイ(最小行政区)があるが、麻薬常習者や売人がいないケースはゼロ。同議員は「薬物汚染はマニラに次ぎ深刻」と憂慮している。

 一方、大統領府麻薬取締局によると、フィリピン国内の麻薬使用者は三百四十万人。三十年で百七十倍に増え、国民の二十四人に一人が使用している計算だが、同議員は「控えめな数字。実際は全国で九百万人」と分析している。(18日・サンスター)

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