ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2003.5.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
NBI捜査員をクビ
セブ州マンダウエ市内で高級ホテル従業員五人が国家捜査局(NBI)の捜査員ら十五人に誤認射撃された事件で、行政監査院ビサヤ事務所はこのほど、誤認射撃した捜査員五人を懲戒免職に、NBI中部ビサヤ地方局長を六カ月の停職処分にした。民間人をエージェントとして雇い、この事件が起きた現場に同行させていたため。同局長の弁護人は「処分が非常に厳しい」として再考を求める方針だ。
一方、下院人権委員会委員長のロサレス議員はこの決定を歓迎しながらも、「同局長を局長職に戻すべきではない」と述べ、今後の処遇について同委員会で検討するという。
捜査員らは五人が乗っていた車を麻薬密売人の車と誤認し約七十発を発砲、大量殺人未遂の罪に問われている。(14日・サンスター)