ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 314字|2003.5.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
赤ちゃんを置き去り
セブ市内の安ホテルで十二日深夜、従業員が共同トイレで生まれたばかりの赤ん坊を発見、警察に通報した。
調べでは、従業員が共同トイレから金切り声を聞いたため駆けつけると、血まみれになった赤ちゃんを見つけた。胎盤はごみ箱の中にあったという。警官が発見前にトイレに行っていたという女性客の部屋を訪れるとズボンが血まみれだったので赤ん坊とともに近くの病院へ運んだ。
女性は医師に対し、「貧しくて入院できない」と漏らし、「赤ん坊は翌日引き取りに来る」と約束したが、結局病院に戻ってこなかった。
赤ん坊は女の子で体重二千百グラム、健康状態は良好だという。社会福祉開発省中部ビサヤ地方事務所が赤ん坊を預かるもよう。(14日・フリーマン)