ハロハロ
マニラ新聞二階のカフェ・アクラタンが最近、日替わりで、メリエンダを出している。フィリピンの食べ物が最近、気に入っているので、肥満が気がかりだがつい手が伸びる。
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これまで口にしたのはギナタアン・マイス、チャンポラド、トゥロン、ハロハロ、ピザ・パンデサレ、タマル、ルンピアン・ウボド、マルヤなどだ。いずれも甘くてカロリーが高そうなのが難点だが、いける。ライスケーキのごままぶしみたいなパルタンが特に気に入った。どれも十—二十ペソと安い。おやつも一つの文化である。
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比食品ではとりわけグリーン・マンゴーが好物。あっさりした酸味がなんともいえず、これをもらうと皮をむいて刻み、その日の気分で、日本の醤油(しょうゆ)をはじめいろいろなソースであえて食べる。日本のご飯にも合う。漬物の代わりにする。飯もローカルライスで十分だが、ときに日本飯が食べたくなって炊く。日比混食である。あんなに好きだった蕎麦(そば)を欲しいと思わなくなった。不思議なこの国の風土である。
(紀)