ハロハロ
東京のJRや私鉄に乗ると、座席で携帯電話の画面を開き、ひたすらメールを打ち続ける人たちの光景をよく見かける。「携帯電話の使用はやめるようお願いします」。繰り返し車内放送が流されても全く気にしない。シルバーシートに陣取ってピコピコとメールをやり取りするおやじ族も目立つ。ひと昔前は予想もできなかった。
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確かに使ってみると、携帯メールは便利な情報手段である。メールで毎日配信される「携帯マニラ新聞」を購読しているが、どこにいても前日の全記事から大衆紙の話題、天気予報のほか、大事件の速報まで読める。文字表示画面が大きい携帯電話に買い換え、ドコモ仕様をAOL経由に切り替えてもらったため、全量受信が可能になり一層便利になった。
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日本の携帯電話、PHSの総契約者数は現在、八千万人に達し、飽和状態に近づいている。各社は写真機能付きの新型機種を開発、買い替え客の獲得に躍起だ。パソコンにそのまま掲載できる百三十万画素の高性能機種まで登場した。売れ行き好調なデジタルカメラと競合して今後、両者の競争が一段と激しくなる。(富)