ハロハロ
[ 421字|2003.4.21|社会 (society)|ハロハロ ]
聖週間の十六日、ランドマークの衣料品フロアをのぞいてみたら、買物客でごった返していた。どの売り場にも人があふれ、カウンターには長い行列が出来ている。旺盛な消費意欲にため息が出る。これが日本だったらたちまち、景気は回復するだろう。日本のデパートときたら、特売日でもない限り、食料品売り場、特に惣菜売り場ぐらいしか活気がないのだ。
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日本はここへきてさらに 株価が大幅下落、イラク戦争終結も好材料にならない。思い余って経済三団体が緊急株価対策を政府に進言したというのだが、中身をみてがっかりした。いかにも思いつきの拙速案で三団体首脳の提案にしては寂しい。これではもともと市場対策に熱のない小泉内閣を動かせまい。
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しかし、聖週間には困ってしまう。新聞の休刊はともかくテレビ放送を休んだローカル局があった。レストランもモールも休みで、単身者はめしの心配をしなければならない。万聖節やクリスマスよりも、無宗教人には復活祭が恨めしくなる。(紀)