ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2003.4.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
拷問を受けたと訴え
セブで起きた邦人誘拐殺人事件で逮捕、起訴された四人の比人容疑者のうち二人が、警察に拷問を受け、誘拐事件の犯人に仕立て上げられたと訴えている。
それによると、拷問は殴打、水責め、抜歯や脅迫などだという。両容疑者はカトモン町の警察署に拘置されたが、地方本部情報捜査部の刑事たちが被害者の福島県会津若松市、佐藤良平さん(70)誘拐殺人などの供述書に署名するよう強要したという。
二人は手足の傷やはがれ落ちそうになったつめを証拠として示した。しかし、警察幹部は容疑者たちが警察の拷問のせいにするのは常套手段だとはねつけた。四人は間違いなく犯行を自供したとして佐藤さん誘拐、殺人事件の起訴に自信をみせている。(1日・インクワイアラー)