ボホールで聖像盗まれる
[ 317字|2003.2.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ボホール州コレリヤ町にあるカトリック教会でこのほど、聖像七体が何者かに盗まれた。被害にあったコレリヤ教会の神父によると、セント・ジョセフ、バージン・デル・カルメン、バージン・デサムパラドスなどの聖像、ナザレのキリスト像などの象牙(ぞうげ)でできた頭部と手の部分が盗まれていたという。被害総額は十万ペソ近くに上る。
警察の調べでは、窃盗犯は先月三十一日未明、窓の鉄柵を破って教会に侵入した。
比カトリック司教協議会のタグビララン司教は「教会の警備を強化しているにもかかわらず、聖像の窃盗事件は続発している」と嫌悪感を表明した。十六世紀末に建てられたフィリピン最古のバクレヨン教会には警備員を置いて警戒している。(4日・ブリティン)