ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2003.2.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
パナイ鉄道の復旧、再開を
野党のオレタ上院議員はイロイロ市でこのほど、パナイ島を縦断するパナイ鉄道の復旧工事を行い、操業再開するための費用として八十億ペソを拠出するよう政府に求めていることを明らかにした。
イロイロ、カピス、アンティケ、アクラン、ギマラス各州が位置するパナイ島では一九一一年、イロイロ︱ロハス両市を結ぶ全長百十二キロのパナイ鉄道が操業を開始した。同鉄道は同島の特産であるサトウキビやエビ、銅を運ぶ主要な輸送手段だったが、巨額の損失が理由で八九年、廃業に追い込まれた。
オレタ議員は、「パナイ島を含む西部ビサヤ地域の経済発展と雇用創出にはパナイ鉄道の運転再開が必要」と訴えている。現政権は地方のインフラ整備を優先している。(5日・ブリティン)