ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2003.1.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
鉱山会社の警備強化
ミンダナオの北サンボアンガ州シオコン町でカナダ系鉱山会社トラックが襲われた事件で、国軍南部司令本部は十四日、企業警護のため民兵組織の強化を進めていることを明らかにした。
事件はモロ・イスラム解放戦線(MILF)一派の犯行で、昨年十二月、カナダ系のトロント・ベンチャーズ社従業員がトラックで移動中、約四十人のグループに襲撃され、十三人が死亡、十二人が負傷した。しかし、会社側の警備員が応戦、襲撃を指揮したMILFリーダーの一人、アルダン・マインを射殺した。
同地には特別民間援軍部隊という民兵組織があり、国軍の手で訓練されている。同部隊を増員して警護に当たらせ、今後、同様事件の再発を防止したいとしている。(15日・トゥデー)