ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2003.1.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
新興宗教団体が宝探し?
セブ市のカリリヨ市議はこのほど、同市ブヒサン・バランガイ(最小行政区)にある新興宗教団体が第二次世界大戦時に旧日本軍が隠したとされる財宝を探すため山を切り崩している、と発言した。市当局はこの宗教団体が信者の子供や女性の人権を侵している疑いもあることから、調査を進めている。
市当局によると、この団体は一九九四年から同バランガイに集団居住するようになった。信者は約三十人いるとみられる。
カリリヨ市議は、教祖である比人男性が信者の女性に性的行為を強要、子供を学校に行かせず施設に閉じ込めているとの報告があるため、市の人権委員会などに詳しい調査を求めている。結果次第では女性、子供を市が保護するという。(15日・ブリティン)