ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2003.1.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
12羽目のひなかえる
ミンダナオ島ダバオ市にあるフィリピンワシセンターで七日午前、昨年十一月産卵のヒナがかえり、同基金で誕生したフィリピンワシは十二羽目となった。野生の「ジャグ」と「カ・ブリアン」から産まれたヒナでは七羽目。重さは百二十一グラムで比較的小さいが、「健康で発育も順調」(同センター)という。
同センターを運営するフィリピンワシ基金は、このヒナの里親を探している。里親は今後六年間、毎年十万ペソを養育費として寄付が求められるが、ヒナの名前の決定権が与えられる。
現在、同センターでは二十八羽のフィリピンワシが飼育保護されている。サルバドール所長は絶滅の危機にひんしたフィリピンワシの人工受精の成果に自信をみせている。(8日・サンスター)