ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2002.12.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
誘拐男児、4ヵ月ぶり解放
今年八月、ミンダナオ島ゼネラルサントス市の自宅からフィリピン人男児(6)が誘拐組織「ペンタゴン」に誘拐された事件で、二十五日、解放交渉を行っていたイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)スポークスマンの自宅で男児が解放された。
ペンタゴンは当初、男児の父親が日本人であると勘違いして誘拐、身代金千五百万ドルを要求していたが、のちにフィリピン人の愛人との間の子供と分かったため百五十万ドルに値下げ。最終的には十万ペソを支払って解放されたという。
マギンダナオ州内に監禁されていたとみられ、国家警察は容疑者三人の身元を割り出し追及している。男児は衰弱しており地元の病院に入院中だ。(26日・インクワイアラーなど)