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　セブ州のガルシア知事はこのほど、セブ市にある南バスターミナルでの大型モールと、同市バニラドでの大型ドームの建設を中止することを表明した。モールの総工費予算約四億ペソは約半分に削られ、一階にターミナル、二階に農産物市場のある建物に変更することになった。同二億五千万ペソの大型ドーム（一万六千席）建設は白紙になった。中止分の予算は今後、州内の道路の舗装費に充てるという。

　中止理由について同知事は「建設予定地に住む違法占拠民の反発と、建設による周辺道路の渋滞が想定されるため」としている。「中止決定に政治的な背景はない」とも付け加えた。しかし、中止決定の背景には州議会のラカス党議員による圧力があったとされる。 （３日・ブリティン）