ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 310字|2002.7.22|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
発電所建設に反発
ビーチリゾートで有名なボラカイ島にディーゼル発電所の建設計画が浮上している。これに対し、左派系団体は地元住民に健康被害が出ると強く反発している。
ディーゼル発電所建設は総額三億五千万ペソ。ボラカイ島に二十年間、電力供給し、慢性的な電力不足と頻発する停電の解消が目的。地元アクラン電力会社に対しても技術、商業面で支援を行うという。
一方、左派系団体の「バヤン」パナイ支部は、発電所建設による油の流出で人体に影響が及び、ボラカイ島の自然環境が破壊されると反対。西ネグロス州にあるパリンピノン地熱発電所の発電量が供給量をオーバーしている現状を指摘、「ボラカイ島などに供給できる」と説明している。(19日・ブリティン)