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4月15日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 313字|2002.4.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

中部ビサヤ米事情

 フィリピン産米の値段がベトナム産より高いのは、農家の必需品である殺虫剤や肥料のコストと、灌漑(かんがい)設備の未整備によるものだ。ベトナム産が一キロ九︱九・五ペソのところ、フィリピン産は同十五︱二十五ペソだ。

 価格差から、コメの自給率が三一%の中部ビサヤ地方では、密輸が絶えない。

 同地方では、予算不足から約四分の一の水田にしか灌漑設備が整備されていない。灌漑管理局では、きたる雨期に二万ヘクタールに水を引く予定だが、日本の国際協力事業団(JICA)のプロジェクトにも期待を寄せている。

 そうする間にも、セブ港では先週、到着した十フィートコンテナ五十八本分のコメが、書類の不備で差し押さえられた。(11日・ブリティン)

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