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　国軍南部司令本部のシマツ本部長はこのほど、ミンダナオ島南部南コタバト州ジェネラルサントス市で国軍と国家警察からなる特別合同捜査隊を結成した。実業家らに危害を加えると脅して「保護金」最低五十万ペソを毎月支払うように要求している犯罪組織の捜査に当たるという。

　犯罪組織はイスラム過激派、アブサヤフの特別行動隊を名乗る「アブ・ムスリム・アルガジー」。先に同市の二大ショッピング・モールで起きた火災事件で犯行声明を出した。

　合同チームの指揮は国家警察ジェネラルサントス署が執る。同市市長や同市商工会議所会頭らとの話し合いで結成は決まった。合同チーム結成で民間企業の信頼回復に努めたい考え。（９日・ブリティン）