ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2002.3.25|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
業界努力が輸出に寄与
中部ビサヤ地方の二〇〇一年の輸出額は、輸出企業が減少したにもかかわらず前年比六%超の伸びを示したが、その背景に業界努力があると、貿易産業省ビサヤ事務所がこのほど発表した。セブ州において装身具や食品加工、家具など輸出額が大幅増加した業種は、地元業種組合の主導で高付加価値商品を開発したり、欧州やアジアに販路を広げている。
例えば、装身具の輸出額は対前年比で約六倍と急増したが、これはイタリア向けが同二倍に増えたこと、中でもヘアクリップがオーストラリアや中国、イタリアの市場に新たに進出したのが寄与した。
製品の質を向上させるなどの指導を続けている各組合の影響力は、加入率こそ一︱五割前後と高くはないが、確実に大きくなっているという。