econoTREND
[ 291字|2001.10.27|社会 (society)|econoTREND ]
□米系半導体最大手が1億ドルの生産拡張事業を中断
米国系の国内電子機器製造最大手のテキサス・インストゥルメンツ社はこのほど、世界市場での広域帯通信部品に対する不振から、総額1億ドルに上る生産拡張事業を一時中断した。バギオの経済区で操業する同社はインターネットの接続高速化に対応する通信スイッチなど広域帯通信部品を増産するため、昨年から新工場建設に着手していた。しかし、今年に入り景気後退により需要が落ち込んだため、工場建設が終了した時点で拡張事業をストップ。生産設備の搬入など、今後、拡張事業を再開するかどうかは来年以降の市場動向を見て決定したいとしている。同社は今年度の総収入を15億ドルと、昨年度比25%落ち込むと予測している。