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労使紛争によるストライキ突入が４週目に入る国内自動車組立大手の日産自動車フィリピンズ社は、完成車の輸入を中心とした体制への移行を検討している。デレオン同社副社長によると、同社のサンタロサ工場がピケのため生産縮小を強いらたことから、主力の日産セフィーロなど乗用車の組立が進んでおらず、計画していた新型多目的用車両の導入も微妙となっている。同社は最近、ストライキが長期化すればフィリピン撤退もあるとほのめかしていたが、フィリピンを依然重要な生産・組立基地としてとらえ、撤退ではなく完成車輸入で急場をしのぐ構え。