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16日に行われた財務省証券（ＴＢ）の入札で、91日物ＴＢレートが３週続けての上昇となり、先週比0.068ポイント増の10.027％と２けた台に復帰した。金融市場関係者の間に、政府が財政収支の穴埋めに市中金融機関からの借入を積極的に行うとの懸念が広がったことと、最近、中央銀行が主要金利の引き下げを実施しないと発表したことが要因。その他の主要銘柄である182日物と364日物は、財務省が入札値を異常と判断したため成立せず、レートは先週の11.005％、11.638％をそれぞれ維持している。