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8月6日のまにら新聞から

比日関係発展に絶大な貢献 ラウレル前駐日大使

[ 634字|2023.8.6|政治 (politics)|新聞論調 ]

ホセ・ラウレル前駐日比国大使は最近比日協会から比日関係促進賞を贈られた

 ホセ・ラウレル前駐日比国大使は最近、比日協会から比日関係促進賞を贈られた。昨年は日本から旭日大綬章を受章している。日本との関係はわが国の外交関係にとって極めて重要な役割を果たす。比にとって日本は2番目の貿易相手国。さらに重要なのは、政府開発援助(ODA)では米国や中国より大きな最大援助国だということだ。しかし、このことはあまり知られていない。

 近年、日本は比人の主要観光地になった。日本食は比人をとりこにし、世界で最も古い文明や自然も比人を引き寄せる。海外比人就労者の憧れの地でもある。

 ラウレル前大使は任期中、日本との安全保障関係強化で大きな功績を残したほか、大規模プロジェクト発足にも取り組んだ。その一つが首都圏住民の長年の夢である首都圏地下鉄建設事業だ。また、ドゥテルテ前大統領の国賓訪問1回、実務訪問3回、河野太郎元外相の比訪問を実現させた。その功績は経済、学問、人的交流の各分野に及び枚挙にいとまがない。

 ラウレル前大使の祖父は比第二共和制期の大統領。父は日本の陸軍士官学校を卒業した唯一の比人で、1965~71年まで駐日大使を務め、比日協会などさまざまな友好団体を設立した。

 ラウレル前大使はデラサール大で経営学と社会学の学士号を同時取得後、さらに経営学修士号を取得した。戒厳令期に知事に就任した2人の野党系知事の1人となり、この功績で1983年に国際青年会議所から表彰されている。(3日・スター、デラサール大教授・エルフレン・クルス)

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