長官命令を無視
[ 311字|2015.4.20|政治 (politics)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
デリマ司法長官が地方配属の検事に対し、地方自治体からの手当受給を禁じる司法長官命令を出したが、ミンダナオ地方ダバオ市のドゥテルテ市長は長官命令を無視すると述べた。1980年代に同市検察局に所属したことのある市長は、手当付与は違法ではなく、今後も継続すると発表した。
同市では検事1人当たり月額8千ペソの手当を支給している。市長は法的に合法であり、検事だけに手当支給を禁じるのは差別的命令だと反発している。
デリマ司法長官は3月、司法省の管轄下にある検事や検察職員が地方自治体から手当を支給されるのは、地方政治家の汚職訴追などに影響を与える恐れがあるとして検察の独自性維持のため禁止令を出した。 (13日・スター)