ゴミと野菜を交換
[ 332字|2015.4.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
毎日大量に出る生活ゴミの収集に頭を痛めている中部ビサヤ地域セブ州のマンダウエ市が、住民がゴミをまとめて収集所に持って来れば、野菜と交換するという新たな収集方式を実施し、成功している。
同市は50万ペソの予算を組み、袋20個分のゴミと野菜ひと束との交換を実施したところ、住民はゴミを自主的に収集所まで運んでくるようになったという。同市の人口は約35万人。市のこれまでの試算では、1日に出るゴミの総量460トンのうち約10%が野菜と交換されており、ゴミ収集車を使わずに収集できることになったという。
バランガイ(最小行政区)議長も「ゴミ問題の解決の大きな一助になっており、住民の意識や協力を得る大変いい方法だと思う」と歓迎している。(14日・ブレティン)