ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2011.7.4|政治 (politics)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
外国人向けカジノ要望
世界的なビーチリゾート・ボラカイ島を擁するビサヤ地方アクラン州マレイ市議会は、アキノ大統領に対し外国人観光客向けに限り賭博施設(カジノ)の開設を認めるよう要望する決議を採択した。同島でのカジノ開設をめぐっては、これまでにもたびたび要望が出され、アロヨ前政権下の2003年にはいったんゴーサインが出されたが、カトリック教会をはじめ地元団体などの反対に遭って頓挫した経緯がある。その後もカジノ開設案は根強い反対に阻まれ続けてきた。
今回の決議と要望について市議会では、公認のカジノ開設がさらなる外国人を呼び込んで、国際観光競争で一歩先んじるとともに市財政の向上にもつながると、もっぱら利点を強調している。(同27日、インクワイアラー)