ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2011.6.27|政治 (politics)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
140万ドルを供与
ニュージーランド政府は、比国軍と反政府武装集団との戦闘により農地などを離れざるを得なくなったマギンダナオ州の国内避難民(IDP)の農業復帰を支援するため、国連食糧農業機関(FAO)を通じ140万ドルを供与した。在比ニュージーランド大使館によると、国連主導の「人道的な行動計画」の呼び掛けに応じたもの。
国家災害対策本部(NDRRMC)によると、2008年8月に起きた戦闘だけでも計51万1千人のIDPが生まれ、その73%が同州の住民といわれる。避難民の大半は復帰を果たしたが、なお1万550世帯、6万3千人が住む場所がなく日々の生活にも困窮しており、支援金はこうした避難民が元の生活に戻るのを助けるために使われるという。(20日、ブレティン)