ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2010.7.5|政治 (politics)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
南コタバト州当局は鉱山の露天掘り禁止を盛り込んだ州条例を定めた。退任する同州のフエンテス知事が同条例に署名したことを明かした。地元住民の福祉、環境保護のためという。同知事は弁護士だが、1995年に比鉱山法が成立したとき、同州2区選出の下院議員として同法に賛成票を投じた。
比鉱山法と矛盾する州条例制定について、同知事は露天掘りが水質汚染や水資源枯渇をもたらし、農業を主体とする地元経済に悪影響を与えると指摘、自らは決して鉱山反対派ではないと力説した。
環境天然資源省は比鉱山法がいかなる採掘法も禁じていないと指摘、何らかの措置をとるだろう。ピンゴイ同州新知事はこの問題を法律チームに検討させるとしている。(1日・インクワイアラー)